ヤマト運輸B2クラウド送り状印刷の紙詰まり問題とおすすめプリンター

ヤマト運輸 B2クラウド A4シート式マルチ用紙 品番322

お手伝い先でヤマト運輸さんの『送り状発行システムB2クラウド』の送り状をブラザーさんのレーザープリンター『JUSTIO(ジャスティオ) HL-L2360DN』で印刷していたんですが、用紙の紙詰まりが頻繁に発生していたんです。

そこでいろいろ調べた結果わかった紙詰まり問題のポイントと、紙詰まりを一気に解決したオススメのプリンターをご紹介します。

紙詰まり問題のポイント

ヤマトさんも認識している(?)紙詰まり問題

送り状の印刷、小さな会社さんですとコストの面から市販のレーザープリンターで白黒印刷が多いかと思いますが、この方法、紙詰まりが発生しやすいみたいです。

ネットで調べてもお困りの方が多いようですし、ヤマトさんもよくあるご質問(FAQ)に情報をのせているように、この問題を認識しているみたいです。

用紙とプリンターの種類、印刷レイアウトの関係

多くの方が送り状の印刷に使っていると思います「A4シート式マルチ用紙」。

これには「品番322」と「品番396」の2種類あり、ヤマトさんのFAQには「品番322はレーザープリンター用」、「品番396はインクジェットプリンター用」とありますが、実はこれ、説明が正確ではないんです。

正確には「品番322は白黒印刷用」、「品番396はインクジェットプリンターでカラー印刷用」なんです。

また、印刷に使うプリンターはあらかじめB2クラウドで設定しますが、「プリンターの種類(レーザー・インクジェット)」を選ぶと「印刷レイアウト」が自動的に決まります。

このとき「レーザープリンター」は「白黒用レイアウト」、「インクジェットプリンター」は「カラー用レイアウト」になるため、一見この組み合わせでしか印刷できなそうですが、実は「プリンターの種類をレーザープリンターに設定し、インクジェットプリンターで印刷すれば、インクジェットプリンターでも白黒用レイアウトを印刷できる」んです。

つまり、B2クラウドの「プリンターの種類」とは「カラーモード」の設定なんですね(用紙の関係で「カラー用レイアウト」はインクジェットプリンター専用になります)。

これ、サポートセンター担当者さんとドライバーさんに問題無いことを確認していますが、ヤマトさんのFAQでこの説明をしないのはなぜなんでしょう?

ヤマト運輸 B2クラウド A4シート式マルチ用紙 品番322

A4シート式マルチ用紙 品番322



ヤマト運輸 B2クラウド A4シート式マルチ用紙 品番396

A4シート式マルチ用紙 品番396


用紙・プリンター・印刷レイアウトの関係
  • 品番322用紙は白黒印刷用
  • 品番396用紙はインクジェットプリンターでカラー印刷用
  • インクジェットプリンターでも白黒用レイアウトを印刷できる

給排紙や印刷設定の見直しでは紙詰まりの解決は難しい

ブラザーさんのHL-L2360DNは紙送りの難しい用紙向けに手差し給紙と背面排紙に対応していますが、この給排紙とラベル紙印刷に設定してもヤマトさんの品番322用紙だと印刷途中で反ってしまうため詰まってしまうんです。

もちろん他のレーザープリンター対応ラベル用紙はちゃんと印刷できるので、HL-L2360DNの紙送り性能が悪いということではないんです。


ネットで調べたところ「トナーを用紙に定着するときに発生する熱と圧力が紙と糊に影響をあたえる」という説明が複数あったのですが、詰まった用紙をみてみるとたしかに用紙の一部が反っていたり台紙からはがれていることが多いです。

特に品番322用紙はA5サイズの送り状を一度に2件印刷できますが、はがしやすいよう用紙の真ん中にスリットが入っているため、用紙先端とこの部分がはがれやすいみたいです(上の写真でも真ん中で折れちゃってますよね)。

旧B2で使っていた品番220用紙は一度に3件印刷できますが、用紙の端が一体型なので紙詰まりが発生しないんです。

しかも市販のレーザープリンターだけでなく、オットの会社で使っている紙送りが強力な業務用複合機でも発生しているようなので、いくら給排紙に気を付けたり印刷設定を見直しても、用紙に熱と圧力が加わるレーザー方式のプリンターとヤマトさんの品番322用紙の組み合わせでは紙詰まりの解決は難しいと思います。

品番322用紙にインクジェットプリンターで白黒印刷がオススメ

上の内容をふまえると、ランニングコストをおさえつつ、紙詰まりを解決するには「品番322用紙インクジェットプリンター白黒印刷」がオススメです。

なお、品番396用紙にインクジェットプリンターでカラー印刷でも紙詰まりは解決できますが、カラーインクは水に弱い染料インクが多いのと、白黒印刷に比べてランニングコストが数倍になるのでオススメできません。

紙詰まり解決のポイント
  • A4シート式マルチ用紙(品番322)を使う
  • インクジェットプリンターで白黒印刷

オススメのプリンターはこれ

プリンター選びのポイント

B2クラウドの送り状印刷に特化したプリンター選びのポイントをまとめてみました。

用紙に熱と圧力が加わらない「インクジェットプリンター」、ランニングコストをおさえる「白黒印刷専用」に加え、紙送りが難しい用紙に対応するための「背面給紙」と、雨などで濡れても心配ないよう水に強い「顔料インク」の機種を選ぶのも大切ですね。

選ぶのが面倒!という方のために、オススメのプリンターを2機種ご紹介します。

どちらもポイントはおさえているので、ランニングコストを重視するか、初期導入コストを重視するかで選んでくださいね。

プリンター選びのポイント
  • インクジェットプリンター
  • 白黒印刷専用
  • 背面給紙
  • 顔料インク

ランニングコスト重視なら『エプソン PX-S160T』

まずはエプソンさんの『PX-S160T』。

本体価格は20,000円前後と少々お高いですが、一般的なレーザープリンターのA4/1ページあたりのランニングコストが約3円なのに対し、この機種はなんと約0.3円!

また、Amazonさん限定モデル『PX-S160TE』なら、通常価格11,980円(税別)の3年間引取修理(ドアtoドア)サービスが無償でついてくるので超お得!

ちなみに私のお手伝い先ではこの機種を使っていて、多いときは用紙を20枚ほどセットして連続印刷しますが紙詰まりは発生しません(ヤマトさんの用紙は折れやすいので用紙は使うときにセットするのがオススメです)。

ランニングコストをおさえつつ長期使用をお考えなら迷わずこの機種がオススメ!

ポイント
  • 価格20,000円前後
  • ランニングコスト:約0.3円
  • 白黒印刷専用インクジェットプリンター
  • 顔料インク
  • 背面給紙対応
  • 無線LAN/有線LAN対応
  • 保証:3年間引取修理(PX-S160TEのみ)


初期導入コスト重視なら『エプソン PX-K150』

次も同じくエプソンさんの『PX-K150』。

上の『PX-S160T』からエコタンクを省いたような機種で、基本性能はほとんど変わらず、本体価格は7,000円前後とお安くなりますが、ランニングコストが約2.5円と『PX-S160T』に比べて割高になります(レーザープリンターと同じくらいですが)。

また、保証が1年間の持込修理になるのも注意してくださいね。

こちらは初期導入コストをおさえたい方にオススメ。

ポイント
  • 価格7,000円前後
  • ランニングコスト:約2.5円
  • 白黒印刷専用インクジェットプリンター
  • 顔料インク
  • 背面給紙対応
  • 無線LAN/有線LAN対応
  • 保証:1年間持込修理


【補足】純正インクは高い?

インクジェットプリンターで大量に印刷すると、インクのコストも気になりますよね?

そこで『PX-S160T』の純正インクボトル『KSU-BK-L』と、『PX-K150』の純正インクカートリッジ『ICBK73L』の標準価格と印刷可能枚数からインクコストを計算したのが下の表です。

ボトル補充式の『PX-S160T』は純正インクもお手ごろ価格なので、こちらは互換インクの出番はなさそうです。

一方、カートリッジ交換式の『PX-K150』は純正インクの価格が割高なので、こちらは互換インクの出番もありそうですね。

型番標準価格印刷可能枚数インクコスト
KSU-BK-L1,944円約6,000ページ約0.3円/1ページ
ICBK73L6,458円約2,400ページ約2.7円/1ページ



まとめ

ヤマトさんのB2クラウド、ブラウザーで作業ができて便利なんですが、送り状印刷の紙詰まりがあまりにも多くて困っていたんです。

用紙はヤマトさんから無償でいただけるんですが、くしゃくしゃになった用紙をみると悲しくなりますよね……。

それとエプソンさんの『PX-S160T』、オットの会社でも購入して事務員さんに喜ばれているみたいですが、これ本当に良いですよ。

エプソンさんも「ヤマト運輸B2クラウド送り状印刷にオススメ」みたいに売り出せば良いのに~。

同じトラブルでお困りの方のお役に立てればうれしいです。

インクジェットプリンターというとお家での写真印刷のイメージが強いですが、ビジネス向けの機種もあるんですよ~。
印刷のキレイさと速さではレーザープリンターですが、熱の問題があるんですね。

シェアしていただけるとうれしいです