8月6日(日)に家族で行ってきました「Maker Faire Tokyo2017」。
そこに「Tinkering Space for KIDS」という楽しそうなブースがあったんですが、この「TINKERING(ティンカリング)」という言葉が気になったので調べてみました。
ティンカリングって、なに?
ネットで調べていたら「ティンカリングをはじめよう」という本が見つかったので、こちらを読んでみたところ、「ティンカリング」についてこんな説明がありました。
「ティンカリング」とは、家財道具を修理してまわった流しの修理屋(ティンカー)を語源に持つ言葉で、さまざまな素材や道具、機械を「いじくりまわす」こと。
デザインセンスや問題解決の力を高めることができる手法として近年注目されています。
なるほど「ティンカリング」とは「いじくりまわす」ということなんですね。
ですが、なぜ「いじくりまわす」ことが「デザインセンスや問題解決の力を高めることができる手法」になるのでしょうか?
いじくりまわす許可を与える
著者であるKaren WilkinsonさんとMike Petrichさんは、こうも言っています。
ティンカリングでは、きちんとした結果につながる手順を着実に踏むわけではないからです。
そうではなく、何かが動く仕組みを推測し、疑問を抱きながら、自分なりの方法で探っていくのです。
自分で自分に、あれこれいじくりまわす許可を与えるのです。
そうすることで、自分自身でも思いもよらなかった素晴しいものが生まれてくるのです。
大人になると「壊れたら、どうしよう?」が先走って、「ものをいじくりまわす」ことってなくなりますよね。
それに対して自分自身に「いじくりまわす許可」つまり「自由」を与えることで、「今まで思いもよらなかった結果を生み出してみよう」というのが「ティンカリング」という考え方みたいです。
まとめ
「ものをいじくりまわす」って楽しいですし、すでに完成されたものをいじくることで「仕組み」を理解することもできますよね。
なので「いじくりまわす」ことって、たしかに「デザインセンスや問題解決の力を高める」ことにつながりますね。
「ティンカリングをはじめよう」という本、作品集がメインなんですが、本格的な電子工作から写真作品、不思議なぬいぐるみまで、いろんな人がいろんなものを作っていて、「作りたいものを作ろう」というティンカリングの自由ぶりがわかっちゃいます。
いや~、私もなにか作ってみたい気持ちにさせられます~。